心の闇




私たちは乖離の倉庫の前に立っていた。



まぁ、普通の倉庫よりかはめっちゃでかいけど風龍よりかはめっちゃちっちゃい。




翔「…着いたな…。入るか?」


『…うん…。入ろうかな。』


ちょっと怖いけど変装してるし大丈夫だよね?



後ろから声が聞こえた。



徠斗「おい、お前ら早く入れよ。」


徠斗だ。



私たちが戸惑ってると、背中を押していれさせられた。




倉庫に入ると幹部室に連れてきた。




徠斗「チッ入れよ。」




その上から目線なんだよ。



ちょっと遠慮した感じで演技w




『え…、ここっていわゆる幹部室ってやつだよね?春樹どうする…。』


何回も来たことあります。

裏切られる前まで。


翔「…僕に言われても…。」



徠斗「いいから入れ。早く。」





『はい…。』




奏「美優、春樹、俺らがここに連れてきたのは美優に乖離の姫になって欲しいからだ。」


『ひ、め?何で私が?今、姫いるでしょ?』


私、演技ウマーイ。


私と翔、絶対将来俳優になれるよ。



あれ?今日は夢唯いないな。


私にとって好都合だけど。

めい

奏「俺とお前らよく喋ってただろ?だから敵に狙われるかもしれないからな。」





よく喋ってた…。



って、言っても1週間ぐらいだよ。



翔はたったの1日。


今まではよ〜く喋ってたもんねぇ?



『あぁ、そういうやつね。でも、姫やりたくない。』



姫じゃなくて、ね。



優良「え〜、姫なってよぉ〜。」


なんねぇよ。



よし、そろそろだ。


私と翔は目を合わせた。



『…じゃあ、姫じゃなくて下っ端になりたい…。s春樹と。』




奏「は…?下っ端?しかも春樹ってやつも?」



徠斗「こいつら、喧嘩出来んのかよ。ボソッ」


ん?なんか言ったかな?




翔、殺気しまいなさい。




翔にだけ分かるように殺気だしたら翔は殺気をしまった。




『お願い…!やらせて…。』



やらせて。


乖離は違う意味でとらえたかもしれないけど



殺らせて




って意味だからね?



翔「ぼ、僕からも頼みます…!」



翔Nice !


『ねぇ、お願い…!!!』


奏「はぁ、分かったよ…。」



『やった!ありがとう。』



優良「え、いいの?」



徠斗「いいのかよ。ボソッ」



徠斗はなんでそんなボソッって言うかな?




天海「俺はいいと思うぞ。」



天海は分かってくれてるな。


奏「だけど…下っ端の弱い奴らと戦ってみろ。いいか?もちろん2人ともだぞ?」



らっくしょう!



本気出したらやばいから5%ぐらいでやろ。

いや、5%じゃなくて2%だね。


優良「美優、大丈夫?」



『うん!誰とやればいい?』



奏「こいつとやれ。2対1ね。」




あ、真斗じゃん。



私全員の名前覚えてんだよね。


特技w


翔と私はコソコソと言った。


『翔、2%ね。ボソッ』


翔「もちろん。ボソッ」

『どうする?勝つ?負ける?ボソッ』

翔「勝つ。ボソッ」

『OK』


勝つのか。

天海「いいか…?」



『「うん(はい)」』


天海「START」


発音がなってない。


まぁ、そんなこといいから。



心の中で言った。


(GAME START)


『行くよ。』


翔「おう。」


最初は殴られた。翔も。


その後、殴り返した。


翔は回し蹴り。


5分かけた。



最後は私の飛び蹴りで勝った。



「「「「・・・。」」」」


5分ってめっちゃ長いな。


普通だったら1分もかからずに終わったよ。


奏「お前ら強いな…。」



『まぁね。空手してたから。』



翔「僕も。」


空手なんてしてないけどね。

これ使わないと誤魔化せないでしょ。


天海「これは強くなりそうだな。下っ端決定だ!」


いや、あなたたちよりも強いですけど?


あなた弱いですよね?



奏「じゃあ今日は帰れ。疲れただろ。」


よっしゃ!

早く帰りたいんだよね〜。


『「じゃあね(さようなら)」』


優良「ばいばーい。」

帰るか。

『翔これからどうするの?』


翔「俺やることあっから。」


『うん、分かった!』





私は翔に家まで送ってもらった。(バイクじゃないですぅ)



















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