心の闇



私たちはすぐそこにあった海岸に来た。


沈黙を先に破った。


『で、お前は誰だ?』


さっきから気になってしかたねぇ。


「ふっ、俺か。俺は闇華。裏の世界ではこう呼ばれてんだ。そういうお前は誰だよ?」


へぇ、闇華か。

フード被ってて見えねーな。顔。



『私は蘭華。』



「蘭華か…。俺たちが一緒になるとやばいな。一緒に戦わねーか?」




たしかに一緒になったらやばいな。



それいい考えだ。

『いいぞ…』



「そういやぁさ、顔見せてよ。これから一緒に戦っていくんだから。」

そう言って闇華は笑った。



『だな。分かった。』




フードを2人ともフワリととった。


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