心の闇






えっ?




はぁ!?



私たちは相手の顔を見て目を見開いてた。



『な、なんでお前が……。』




「そ、それはこっちのセリフだよ…。」




今までの疑問が一筋に繋がった。

------------私がどんだけ殺気を出してもビビんないこと。
------------奏に勝ったこと。

その他もろもろ。



『し、翔が闇華…?』



闇華は強い。私と同じぐらいに始めたんだっけ?



「闇華だけど……。お前が蘭華か…?」





頭が混乱してきたぁ。



『翔、そんななんで強いの…?』




「つ、強いって言われても…。俺は隠れたとこで訓練してたからな。ってか、美優の方が強いだろ。ていうか、風龍のみんな知らないんだろ?」




まぁね、教えたくないから。




『知らないよ…。』




「そっか。これから一緒に戦おうぜ!」




『いいよ。やりたい!』



2人息が合いそうだし!

幼なじみだし。



「だな。」



今日は帰ろっかな。

眠いし。びっくりしたし。



『今日は帰ろっ。この話は覚えてたらまた明日
。』



「ふっ、覚えてたらってなんだよ。」



んー、そのままよ。



『じゃあね、バイバイ!』




「じゃあな。」



私はバイクにまたがった。


そして、その海岸を去った。







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