心の闇
翔「美優、聞いてくれるか?」
『うん、ゆっくりでいいよ。』
翔「俺、乖離のっ、幹部に…。」
『大丈夫だよ。ゆっくり。』
翔「大丈夫。…乖離の幹部にいじめられてたんだ。
それも美優がいないところで…。
4人と俺じゃあいつらに勝てるわけなくて…。だから俺っ、あいつらに勝ちたくて1人で練習始めたんだ。
そしたらあいつらよりも確実に強くなった
。それで乖離みたいな内側が汚い族いらないと思って汚い族を倒してこうと思ったんだ……。」
『ふーん。そーなんだね。』
翔はびっくりしている。
翔「っ!?…何で?同情しないの?」
同情しても何も変わらない。
『え?ってか、して欲しいの?』
翔「いや、して欲しくない。」
だったら言うなってはなし。
『うん。そっか、だから復讐なんだね。』
復讐…。
その言葉は私の胸から一生離れない言葉。
ちゃんと全部すませてから…。
翔「ウザイ。4対1は…。」
4対1とか卑怯にも程がある。
やっぱそういう族はだめだね。
『だね。私だったら殴り返してるけど。』
前の私だったら無理だけど…。
今だったらあいつのこと倒せる。
翔「俺も我慢出来なかったよ。だけど頑張った。」