きみだけに、この歌を歌うよ



「……ふーん」



愁はぜんぜん興味なさそうだった。

……そりゃあそうか。

私が誰と付き合おうが、愁にはどうでもいいことだ。

だって私のこと、もう好きじゃないんだもんね…。



「ラブラブらしいよ、愁?」

「あっそう。それはよかったね」



やめて。

もう、やめて。

愁の口から冷たい言葉は聞きたくない。



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