きみだけに、この歌を歌うよ



「んー……いつかなー」

「ね、お願い行こうよ?心優くんっ」



……帰ろ。

これ以上ここにいても、嫌な気持ちになるだけだ。



…って、私ってば何を落ち込んでるんだろう。

別にいいじゃない。

九条くんと優乃ちゃんが、仲良く話していたって。



別に普通でしょ。

九条くんにとって、私という存在がただの友達ってことも。



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