きみだけに、この歌を歌うよ
一緒にいるとドキドキすることもある。
転校するって聞いたときは、寂しくてたまらなくて。
行かないでほしいって思った。
それは、九条くんのことが好きだから。
九条くんは、私が辛くて泣いているとき、私のそばにいてくれた。
歌ってくれた。
励ましてくれた。
いつしか私の中で九条くんという存在は、私の心の支えになっていた。
愁の存在よりも、大きな大きな存在になっていたんだ。
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