神様修行はじめます! 其の五のその後
ま、それは確かに門川君の言う通り。
自分の中の特殊能力に目覚めちゃったせいで、問答無用でバケモノと戦う人生一直線だし。
上層部の連中はヘタな異形よりもよっぽどバケモノだし。
しかも大切な人たちがいっぱいいる現世とお別れすることになってしまったし。
「おまけに何度も死にかけたしねー」
「これからも死なないという保証はないんだぞ?」
「まあ、こっちで生きてる以上はね。でも明日死ぬかもしれない可能性なら現世だって同じじゃん」
明日、交通事故に遭わないという絶対的な保証はない。
自分が乗った飛行機が落ちない保証もないし、飛行機が自分の頭上に落っこちてこないという保証もないし、思いがけない天災に遭わないっていう保証もない。
そりゃ確率で言えば、こっちの世界の方がいろんなヤバイ率は高いだろうけど。
「でも、『だからこっちにいる方が不幸なんだ』って結論には直結しないよ」
「なぜだ? こっちはこんなに危険や予測不能な事態に満ちている世界なのに」
「それを言うなら現世だって同じだってば。それにこっちに来たことによって手に入れた幸運もいっぱいあるもん」
自分の中の特殊能力に目覚めちゃったせいで、問答無用でバケモノと戦う人生一直線だし。
上層部の連中はヘタな異形よりもよっぽどバケモノだし。
しかも大切な人たちがいっぱいいる現世とお別れすることになってしまったし。
「おまけに何度も死にかけたしねー」
「これからも死なないという保証はないんだぞ?」
「まあ、こっちで生きてる以上はね。でも明日死ぬかもしれない可能性なら現世だって同じじゃん」
明日、交通事故に遭わないという絶対的な保証はない。
自分が乗った飛行機が落ちない保証もないし、飛行機が自分の頭上に落っこちてこないという保証もないし、思いがけない天災に遭わないっていう保証もない。
そりゃ確率で言えば、こっちの世界の方がいろんなヤバイ率は高いだろうけど。
「でも、『だからこっちにいる方が不幸なんだ』って結論には直結しないよ」
「なぜだ? こっちはこんなに危険や予測不能な事態に満ちている世界なのに」
「それを言うなら現世だって同じだってば。それにこっちに来たことによって手に入れた幸運もいっぱいあるもん」