【短編】手のひらを、太陽に…
名古屋駅に着くと、プラットホームにいた背が高く体格のいい若い男性を見つけ、葵は走っていった。
学生時代にはバスケでもやってたんじゃないかと思うほど背が高い。葵でさえ背が高いのに、それを越していた。
「初めまして、洸です。葵から志音ちゃんの話は聞いていたよ。」
その声は志音の予想をはずれ、高めの声だった。志音は驚いてつい
「は…初めましてっ。」
と動揺した声を発してしまった。
「あ、驚いた?この外見でペン持って手紙書いているなんて思えないよね。」
「違うでしょ!その外見でそんな高い声出してることに驚いたのよ。ね、志音!」
「…いや…、そのどっちも…。」
「志音ちゃん言うねえ!」
葵と洸は息が合っているかのように同時に笑った。
学生時代にはバスケでもやってたんじゃないかと思うほど背が高い。葵でさえ背が高いのに、それを越していた。
「初めまして、洸です。葵から志音ちゃんの話は聞いていたよ。」
その声は志音の予想をはずれ、高めの声だった。志音は驚いてつい
「は…初めましてっ。」
と動揺した声を発してしまった。
「あ、驚いた?この外見でペン持って手紙書いているなんて思えないよね。」
「違うでしょ!その外見でそんな高い声出してることに驚いたのよ。ね、志音!」
「…いや…、そのどっちも…。」
「志音ちゃん言うねえ!」
葵と洸は息が合っているかのように同時に笑った。