恋物語 (実話)


二人でテレビを見たり

二人でお風呂入ったりし

気づけば夜中になっていたので


抱き合いながら眠りについた。

朝になり隣を見ると

愛しの貴女がいる事に嬉しく

ぎゅーっと抱きしめる。






家でのんびりし
愛を確かめあって
初詣だって行き

緊張したけど

両親ご挨拶だって出来た。

気づけば地元に帰る日。

寂しそうに俯く彼女

『また遠距離だね……』


『そうだな……また直ぐ会えるよ』


付き合った時にさ、
クリスマスも正月も一緒に過ごそうな!
って話してて

実際本当に過ごせたから
じゃあ来年のクリスマスと正月も
一緒に過ごそうな!

なんて話をした。



改札の前


この改札を通れば
貴女に触れる事だって出来なくなる


抱きしめる事だって

キスだって

しばらく出来なくなる。


だから


改札入る前に


思いっきり抱きしめ


お互い泣きそうな顔して

これでもかーってくらい
抱き合い




『じゃあ……元気でな!』

『うん……バイバイ……』


離れ改札の中に入った。







彼女が見えなくなるまで
手を振り続け
キャリーバッグを持ちながらエスカレーターをあがり

一人でポツンと新幹線を待つ。




会うのは楽しみだけど

何が辛いかって

帰る時

バイバイする時が


一番辛い


これが恋愛なんだ

これが恋なんだ

俺は本気で彼女の事を愛してる



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