【完】はじめての…
あれから、というものの、
まぁ罵声を浴びても
ひたすら無視し続け、
女子からは当たりさわりのない
返事がある…
そんな生活を送っていた。
その日は晴れていたのに、急に
雨が降ってきた。
「おいおい、雨かよ…
俺傘ないんだけど!!」
と木田は言っているが、
なら折りたたみ持ってくるんだったねー
とひそかに突っ込みながら、
帰る支度をしていた。
まったく翔と同じ漢字はあるのに
こうも違うなんてっ!
…ん?
はっ、またわたし翔のこと…
照れるのをすぐさま抑えて
春菜を迎えに1組に行くと、
「ひなー?春菜なら途中で帰ったよ?」
と菜穂【なほ】ちゃんが
教室から出て言ってきてくれた。
確かに朝一緒に来た時、
具合悪そうだったしな…
「そっかそっか、菜穂ちゃん、
ありがと!またね〜」
「ううん、またね〜」
と笑顔で振り返してくれた。
笑顔で振り返してくれたの、
春菜以外で久しぶりだな、
なんて思いながら、歩くと、
「よ!」
と声をかけてくれたのは
翔だった。
♡。.:・¤゚♡。.:・¤゚♡。.:・¤゚♡。.:・¤゚
まぁ罵声を浴びても
ひたすら無視し続け、
女子からは当たりさわりのない
返事がある…
そんな生活を送っていた。
その日は晴れていたのに、急に
雨が降ってきた。
「おいおい、雨かよ…
俺傘ないんだけど!!」
と木田は言っているが、
なら折りたたみ持ってくるんだったねー
とひそかに突っ込みながら、
帰る支度をしていた。
まったく翔と同じ漢字はあるのに
こうも違うなんてっ!
…ん?
はっ、またわたし翔のこと…
照れるのをすぐさま抑えて
春菜を迎えに1組に行くと、
「ひなー?春菜なら途中で帰ったよ?」
と菜穂【なほ】ちゃんが
教室から出て言ってきてくれた。
確かに朝一緒に来た時、
具合悪そうだったしな…
「そっかそっか、菜穂ちゃん、
ありがと!またね〜」
「ううん、またね〜」
と笑顔で振り返してくれた。
笑顔で振り返してくれたの、
春菜以外で久しぶりだな、
なんて思いながら、歩くと、
「よ!」
と声をかけてくれたのは
翔だった。
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