【完】はじめての…
そして。
運動会当日。
小学生最後の運動会に
ふさわしいくらい、夏みたいに暑い
晴れた日になった。
「よし、今日はがんばるぞ〜!」
と意気込む春菜。
春菜は今回白組の団長もするくらい
やる気に満ちているようだった。
わたしは今回赤組。
せっかくなら
春菜と同じ組がよかったなぁ…
なんて思っていたのも、つかの間
だんだん騎馬戦の時間に近づいていた。
あれからもう一回練習したものの、
本気でやってるわけではないし、、
あーー緊張する…!!
集合場所に集まると、
4年生の徒競走が始まった。
騎馬戦はこれの次だ。
きーくんは2位に終わったが
僅差ではあった。
習い事で始めたバスケに
影響したのかな、なんて思った。
「次は5.6年生の合同の騎馬戦です」
アナウンスが入る。
「よし、そろそろ動くね…!」
と言うと
『そうだね。』
と沙耶ちゃんと真里ちゃん。
『花梨、がんばるね!』
と意気込む花梨ちゃん。
「いやいや、みんなでがんばろう!」
と手を取り合った。
しかし、その手は
なんともぎこちなかった…。
ピー!!
大木先生の笛の合図で騎馬戦を組む。
ピー!!
この合図で騎馬を作って立ち上がる。
ピー!!
この音を合図に、
一斉にみんなが走り出した。
どこに行こうか、なんて迷う暇なく、
正面から突っ込んでくる子に
ひたすら向かうしかない。
集中攻撃を白組は考えたようで
それがわたしの騎馬に来た。
痛い…!!重いし、
でもがんばらなきゃ!
でもその力には及ばず、
ふわっと手が離れたような
気がしたのを
最後にわたしは左に倒れた。
『ひなちゃん!!大丈夫!?』
騎馬戦を組んだ3人以外にも
声をかけられた。
痛いと思っていたのは集中攻撃で
身体だけじゃなく足の部分がぶつかり
ドミノ倒しまではいかなくても
その影響で倒れたみたいだった。
立とうとすると、
ズキっと痛みが走った。
これは変にひねったみたいだ…
「デカ、じゃなかった、
大木先生!早く来て…!」
と春菜が言うと、
大木先生がかけつけた。
「白石、大丈夫か?
立てそうにないなら、肩をかそうか…?」
と大木先生は言ってくれたが、
「それなら私たちが一緒に行きます!」
と騎馬戦を組んだ、花梨ちゃんが言った。
その後、沙耶ちゃんと真里ちゃんは
ぎこちなくうなずいた。
♡。.:・¤゚♡。.:・¤゚♡。.:・¤゚♡。.:・¤゚
運動会当日。
小学生最後の運動会に
ふさわしいくらい、夏みたいに暑い
晴れた日になった。
「よし、今日はがんばるぞ〜!」
と意気込む春菜。
春菜は今回白組の団長もするくらい
やる気に満ちているようだった。
わたしは今回赤組。
せっかくなら
春菜と同じ組がよかったなぁ…
なんて思っていたのも、つかの間
だんだん騎馬戦の時間に近づいていた。
あれからもう一回練習したものの、
本気でやってるわけではないし、、
あーー緊張する…!!
集合場所に集まると、
4年生の徒競走が始まった。
騎馬戦はこれの次だ。
きーくんは2位に終わったが
僅差ではあった。
習い事で始めたバスケに
影響したのかな、なんて思った。
「次は5.6年生の合同の騎馬戦です」
アナウンスが入る。
「よし、そろそろ動くね…!」
と言うと
『そうだね。』
と沙耶ちゃんと真里ちゃん。
『花梨、がんばるね!』
と意気込む花梨ちゃん。
「いやいや、みんなでがんばろう!」
と手を取り合った。
しかし、その手は
なんともぎこちなかった…。
ピー!!
大木先生の笛の合図で騎馬戦を組む。
ピー!!
この合図で騎馬を作って立ち上がる。
ピー!!
この音を合図に、
一斉にみんなが走り出した。
どこに行こうか、なんて迷う暇なく、
正面から突っ込んでくる子に
ひたすら向かうしかない。
集中攻撃を白組は考えたようで
それがわたしの騎馬に来た。
痛い…!!重いし、
でもがんばらなきゃ!
でもその力には及ばず、
ふわっと手が離れたような
気がしたのを
最後にわたしは左に倒れた。
『ひなちゃん!!大丈夫!?』
騎馬戦を組んだ3人以外にも
声をかけられた。
痛いと思っていたのは集中攻撃で
身体だけじゃなく足の部分がぶつかり
ドミノ倒しまではいかなくても
その影響で倒れたみたいだった。
立とうとすると、
ズキっと痛みが走った。
これは変にひねったみたいだ…
「デカ、じゃなかった、
大木先生!早く来て…!」
と春菜が言うと、
大木先生がかけつけた。
「白石、大丈夫か?
立てそうにないなら、肩をかそうか…?」
と大木先生は言ってくれたが、
「それなら私たちが一緒に行きます!」
と騎馬戦を組んだ、花梨ちゃんが言った。
その後、沙耶ちゃんと真里ちゃんは
ぎこちなくうなずいた。
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