ネコと教師
こんな会話、誰もが冗談だと思うだろう。
教師と生徒の他愛のない談笑。
交際しようだの、私が地を少し出してしまったからお近づきになっただの。
そんなもん場の雰囲気やら空気やら、な?そういうもんで言っただけだって思うだろう。
そう認識するのが当たり前、だと思っていた。
思っていたのだが……。
どうやら誰かにとってはそうではなかったらしかった。
七月七日。
そして七回目の呼び出し。
七がみっつも揃ったら、まあそりゃあ至上の災難が待っていてもおかしくはない。
こうしてこの日から、わけのわからん問題児、白石淳子は、おれにつきまとうようになってしまったのだった。