甘く、蕩ける。
「・・・あなたが、欲しい・・・」


私の理性は、彼の手によっていとも簡単に

崩れ落ちた。


~40分後~

「っは・・・ん、待っ・・・」

私は、彼の家に連れ込まれていた。ここは

その部屋の中。ベッドの中で一糸まとわぬ

姿にされている。

「怜香さんのいい所、ここですか?」

一旦は引き抜かれたものが、再び私の奥を

突く。恥ずかしい音が部屋中に響いた。

「怜香さん・・・」

起き上がらされて抱き合ったまま行為を再

開させる。抜く度、装着したゴムがビショ

ビショに濡れて姿を現した。

「お願い・・・もっと、早くぅ・・・」

キスを交わしたままゆっくりと体を重ねて

いると、もどかしくて腰を動かしたくなる。

いくら気を遣ってくれていても、このままじ

ゃいつまで経っても気持ちいいままだ。

「いいんですか?激しくしても」

「抱いてる以上は、そうしてよ。めちゃく

ちゃにして」
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