甘く、蕩ける。
「そうだ、お名前聞いてもいいですか?」
「えっ!?名前・・・ですか!?」
思ってもみなかった質問に目を見開く。不思
議そうに首を傾げられ慌てて取り繕った。
「あっ、えとっ、名前は・・・望月怜香、
です・・・」
名前を言っただけなのに、嬉しそうに顔を
綻ばせる彼にどんどん惹かれていく。不意
に彼の整った顔が近づいてきて、心臓がドキ
ドキとうるさい。
「お似合いな名前ですね。僕は相良瞬(さ
がらしゅん)です」
じっと目を見つめられ、口をパクパクと動
かすのに声が出なくなる。クスッと笑われて
しまった。
「望月さん、またお越しくださいね」
「は、はい・・・」
ドキドキのあまりフラつきつつも、彼に手
を振って店を後にする。久しぶりにいい気
分で家に帰った。こんな気持ちは久しぶり
だ。
旦那と結婚して早2年。
他の人を好きになる事くらい、許され
る・・・よね?
「えっ!?名前・・・ですか!?」
思ってもみなかった質問に目を見開く。不思
議そうに首を傾げられ慌てて取り繕った。
「あっ、えとっ、名前は・・・望月怜香、
です・・・」
名前を言っただけなのに、嬉しそうに顔を
綻ばせる彼にどんどん惹かれていく。不意
に彼の整った顔が近づいてきて、心臓がドキ
ドキとうるさい。
「お似合いな名前ですね。僕は相良瞬(さ
がらしゅん)です」
じっと目を見つめられ、口をパクパクと動
かすのに声が出なくなる。クスッと笑われて
しまった。
「望月さん、またお越しくださいね」
「は、はい・・・」
ドキドキのあまりフラつきつつも、彼に手
を振って店を後にする。久しぶりにいい気
分で家に帰った。こんな気持ちは久しぶり
だ。
旦那と結婚して早2年。
他の人を好きになる事くらい、許され
る・・・よね?