計画的恋愛
その整いすぎてる顔と、その色素の薄い瞳で私を見つめないでっ!

やっぱり私は魅入られて、動けなくなってしまった。


「ひよは俺のものだよ?」

「んっ!」

暁君は微笑を浮かべながらそう言うと強引に私の唇にキスをした。


「んっ、んんっ!」


絡まる舌。


「んぅ、ふぅ、んっ!」


絡み合う舌から聞こえる水音が理性を奪っていく。

身体の力が抜けてく……。


「そのキスに酔ってる顔も俺以外に絶対に見せちゃいけないよ?」


唇が離れると笑顔でそう言われ、私はそれから暁君の顔を見まいと終始俯いていた。
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