計画的恋愛
「どうしたらわかってくれるのかな……」

暁君がボソッと呟いた。


理解出来るわけがないよっ!
というか、生理の始まった日まで把握してるストーカーな人のことを理解なんてしたくないから!

そんなことを考えている私だが、怖すぎて結局暁君に何も言えず……。
ちらりと横目で暁君の表情を窺うと暁君は考え込むような顔をしていた。

何を考えているんだろう……。

次は何を言われるんだろう……。

聞く前に逃げ出したい……。

暁君、これ以上私の王子様な暁君をお願いだから壊さないで……。


「じゃあさ、ひよに俺の部屋を見せるよ」

逃げることも出来ずビクビクしている私に暁君は言った。
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