計画的恋愛
「暁君……少し考えさせて……?」

「分かったよ」

仕方ないなと眉を下げた暁君。

良かった。
納得してくれたようで……。

「とりあえず明日もデートしよう?」

「うん」





次の日も玄関前で待ち合わせ。

お洒落で可愛いカフェでランチを食べてから、二人でショッピング。


「このワンピース、絶対にひよに似合うよ」

「でも…お小遣いじゃ買えない……」

「俺がプレゼントするから」

「え!悪いよ!」

「気にしないで。ひよは俺の彼女だよ?プレゼントしたい」

「うん…じゃあ、お言葉に甘えて…ありがとう」

「いいえ。今度のデートに着てきてね」

「うん」


社会人の彼氏だとこんな利点もあるんだな……。
暁君は気にするなって言ってくれたけれど、昨日も全部お金を出してもらったし悪い気もしちゃうな……。

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