計画的恋愛
「前も言ったけど、家事を出来なくさせてごめんね。でも責任は一生を掛けて取るから安心してね」

全然安心出来ない。

私は離婚したいんです!


「それでね11歳の俺は今から出来ることをしようと思って、まず貯金を増やす事を考えて株をやってみたんだ」

「株!?」


「一ヶ月後に貯金していた五万円は三千万になったよ」

「……」

私は凄すぎる暁君に口をあんぐり。


「だけど俺はひよが求める財力がわからないから、もっと金を増やそうと考えた」

「え」

「とりあえず起業しようと思って、同級生達がゲームに夢中なっているのを見てアプリゲームを作ってみた。そしたらそれがすぐに大ヒットしたんだ」


暁君、さっきから簡単に言ってるけれど、やってることは簡単じゃないよね。


「半年後にはCMまで流れるほどなって、俺は株とゲームの儲けを元手に次はホテルの事業に手をつけようと考えた」


暁君の頭の中が凄すぎる。

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