計画的恋愛
「え……?パパが大阪に転勤……?」

「そうなの。しかもいつ東京に戻ってこれるか分からないの。それでママはパパに着いて行こうと思って。お兄ちゃんも大阪にいるから丁度良いかなって」

私の6つ上の兄の壮亮は就職を機に大阪に行っているのだ。


「いつ、大阪に行くの?」

「三週間後」

「え!三週間!?私はどうすれば良いの!?大学だってあるし!」

それに私、自慢じゃないけど御飯すら作れないっ!
暁君の前だから口に出しては言えないけれど。


「そうなのよね……だから困ってる「では僕にひよの事、任せて頂けないでしょうか」

「「え」」

暁君の一言に私とママは目を見開いて暁君を見る。


「幸い隣に住んでいますし、家事も僕がやりますから。それに僕はひよと結婚したいと考えていますし」


え。

今、なんて言った……?


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