計画的恋愛
「あ、ひよ、おはよう」

私の方へと向くとすぐに笑顔を作った暁君。


「ここ、車の中!?」

頭が一気に覚醒して車の中にいることに気付いた。

運転席には暁君。

暁君が免許を持っていたことを今知った。

この車も初めて見た。
レンタカーかな。


っていうか、夜、暁君に再び押し倒されたはずなのに…何で……?


「そうだよ。此処はディズニーランドの駐車場」

「えっ!?何で!?」

「ひよも今日は学校が休みだから、休みを楽しもうよ」


昨日裸にされた私の身体には、しっかりと服が着せられていた。

そして足元にはスニーカー。
初日のデートで見栄を張ってをしてミュールを履いて行き、足が痛くなったことを気付かれていたのか。

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