計画的恋愛
「やんっ、んぅ!」

キスをしながら、馴れた手つきで私の服を脱がしていく暁君。

そしてあっという間に服を脱がされた。


「気持ち良い?」

「あきら、くんっ、もう、だめっ!」


バスルームで暁君は、気持ち良過ぎて痙攣する私の身体を何度も突き上げる。

遠くの方からは薄っすらと花火の音が聞こえた。

でも私は目の前の暁君の妖艶に乱れる姿を見入っていた。




次の日の朝、目が覚めるとキングサイズのベッドの上。

身体は裸だし、少し気だるい。


あぁ…何で私は簡単に流されてしまうんだ……。

頭を抱えて自己嫌悪。


私はキョロキョロと部屋を見渡す。

暁君は居ない。

今のうちに家へ帰ろう―――『ガチャリ』

< 208 / 582 >

この作品をシェア

pagetop