計画的恋愛
「あらまぁ、そうなの?こんな家事が全く出来ない娘なのに良いのかしら?」

「僕はひよと結婚したいんです」


ママが言って欲しくない一言を言ったが、それどころではない!
やっぱり聞き間違いじゃない!


「えぇ―――――――――――――――――――――!?!?」

私は驚きすぎて、時間差だが大声を出しながら椅子から立ち上がる。


「んまぁ、暁君。そこまでひよを考えてくれてたのね」

「はい。僕とひよとの結婚、認めてもらえますか?」

「勿論よ!」

「ありがとうございます」


いやいやいや!


「ちょっと待って!暁君!」

私は盛り上がる二人に割り入る。


「何?」

にこやかに私に笑顔を向ける暁君。
『何?』じゃないよっ!

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