計画的恋愛
「というわけで今日もコンパをセッティングするから!昼に打ち合わせ!食堂に集合よ!」

「わ、わかりましたっ」

勝手に決められてしまったが、迫力に押されて頷いてしまった。


でも……明ちゃんが言うことも一理あるかも。

私は暁君しか男の人を知らない。

私が暁君から逃げられないのは、私が暁君しか知らないからかもしれない。


こうなったら明ちゃんの言うとおり、男を選ぶくらい侍らせて、男を手玉に取ってやろうじゃないの!

そして暁君と離婚してみせるわ!



次の授業は久々に心理学の講義。
暫く休講していた心理学の授業が今日はあるらしい。

暁君のせいで悩みは尽きないけれど私は学生。
学業に励まないとね。

それに勉強してる時が一番気が紛れる。

悩みを何も考えないで居られるから。

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