計画的恋愛
「結婚するのは私でしょ!?何でママと盛り上がってるの!?」

「そうだった、順序が逆だったね」

そういうと暁君は私の両手を取り、椅子に座ったまま私を見上げた。


「ひよ、俺と結婚して下さい」

「!」


色素の薄い茶色の瞳が私を真っ直ぐ優しく見つめてる。

心臓は速さを一気に増した。


「キャー!素敵!暁君!」

ママは公開プロポーズに拍手をして盛り上がってる。


「ひよ。返事を言って?」

暁君は余裕そうな表情で私を見上げてる。


「へ、返事って、言われても!暁君、本気なの!?」

「勿論」

私は18歳で結婚なんてまだ頭に無かったけれど、暁君は26歳だ。
そりゃ、結婚の事も考える歳なのかもしれない……。

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