計画的恋愛
10 中身を見抜く目を養うべし
「ひよ、おはよう。今日は可愛い」

「……おはよう、ありがとう」

朝リビングへ降りると、暁君は私のガウチョパンツ姿を見て言った。

でも私も思う。

あの服は私っぽくなかった。
やっぱり私は膝下のパンツかスカートが良い。


「ひよ。もう指輪外しちゃダメだよ?」

そう言われて左手の薬指を見るとやっぱり嵌められている指輪。


「さぁ御飯を食べよう」

ダイニングテーブルに並べられた美味しそうな料理達。

久々の暁君の手料理。

口に運ぶとやっぱり美味しい。


「美味しかった。ご馳走様でした」

「いいえ」

満面の笑みの暁君。

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