計画的恋愛
「一緒に行こう」

「え」

朝、玄関を出ようとしたら暁君が言った。


「憧れてたんだよね。ひよと学校へ登校するの」

暁君にも乙女みたいな考えあるんだな……。


「ひよ、手繋ご?」

と言いながら、暁君は私の了承も得ずに勝手に握った。


「ひよ、またお昼ね」

そして大学に着くと、暁君はご機嫌のまま校舎の中へと消えていった。


久々に暁君とまったり過ごしたな……。


「ひよりちゃん、おっはー!」

暁君と別れてすぐ、明ちゃんに声を掛けられた。

明ちゃんは朝からハイテンション。
昨日のコンパ、あの後上手くいったのかな?

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