計画的恋愛

このままだと話が勝手に進んでいく……。
私が一切家事が出来ないこともママのせいでバレちゃったけれど、このままだと三週間後に絶対に暁君に呆れられちゃう！

どうしよう――……


「そうよ。明日から…いや、なんなら今から一緒に住みましょう。幸い部屋は壮亮の部屋があいてるし」

え。


ママが再び有り得ない提案を投げた。


お兄ちゃんの部屋は私の隣。
そこに今日から暁君を住まわせちゃうわけ！？


「ちょっと待「良いんですか？壮亮の部屋を使わせてもらっても」

「良いわよ良いわよ。大阪に居て帰って来ないんだから」

「あの！ちょっと良「じゃあ今日から一緒に住まわせて頂きますね」

「晩御飯は何が良いかしらね？暁君、嫌いなものあるかしら？」

「僕は何でも食べれますよ。お手伝いしますね」

「私の意見は「暁君、料理も作れちゃうの？頭も良くて料理も出来ちゃうなんて完璧ね！」

「そんな…普通のものしか作れませんから」