計画的恋愛
「「え」」

そんな暁君の行動に寒気がするくらい恐怖を感じる。


「君がひよを殺そうとした瞬間、俺が君を殺すけどね。でも、苦しまずに殺してあげるから安心して」

暁君はにっこり微笑んでいるが、身体が震えそうなくらい恐怖しか感じない。


なんという狂気的すぎる愛……。

怖すぎる、暁君。

全身には寒気を感じてきた。

乾さんも恐怖を感じているのか、目を見開いたまま顔の筋肉が引き攣っている。


「かはっ!」

突然、乾さんが苦しそうな声を上げた。


え。

まさか、暁君!?


「暁君、手を離して……!」

私は怖くなって暁君に叫んだ。

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