計画的恋愛
「パスポート、持ってないの」


暁君、残念でしたー!


「ひよはそんなに悲しくなるほど、ハネムーンに行きたかったんだね」

私は悲しい顔を作り続ける。


「うん…本当に残念……」

大嘘だけどね!


すると暁君は机に何かをポンと置いた。
私はそれを見た瞬間、固まってしまった。


「こ、これ…まさか……」

「ひよのパスポート」

笑顔で言った暁君。


「はぁ!?!?」

「だから大丈夫だよ、安心してね。ハネムーン楽しみだね」


なんて用意周到な!!!

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