計画的恋愛
「私はひよが選んだ男なら良いと思った。それがまともな男ならね。でもアンタは認めない!断じて認めない!私が変態からひよを守ってみせる!」

「君も懲りないね。憐れだよ」

「アンタにだけは同情されたくない!それにアンタ、最初の頃とキャラ変わりすぎでしょ!」

「君に猫被る必要は無いからね」

「はぁ!?何て失礼なヤツなの!?」

「さぁ行こう、ひよ。あんなのに構っていたら遅刻してしまうよ?」

「はぁ!?まだ授業についてきてるわけ!?」

「違うよ。俺は心理学の臨時講師だから」

「はぁ!?アンタが!?何で!?」

「どうでも良いでしょ。さぁひよ、行こう」

「わっ!」

そう言うと暁君は私の手を握って歩き出す。

「あ!待ちなさいよ!」

追い掛けてくる茉奈ちゃん。



なんかあれだな。

茉奈ちゃん、お兄ちゃんみたいだな。

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