計画的恋愛
そしてお昼の時間。


「ひよから離れろ、匂いフェチ女」

と、暁君。

「どっかに行け、変態」

と、茉奈ちゃん。

朝からずっとこれの繰り返し。

暁君はずっと苛々顔。

茉奈ちゃんがずっと私の傍にくっついて離れないから。

そして二人に挟まれ、板挟み状態の私。


疲れてきた。

一人になりたい。


「ちょっとトイレに……」

「「一緒に行く」」


え。

二人が声を揃えて言った。

茉奈ちゃんはともかく、暁君は何処まで付いてくる気……?

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