計画的恋愛
「ひよ、買い物して帰ろう」

講義が終わった後、暁君が私を迎えに来た。


「はぁ!?アンタ、もう帰れるの!?」

私の隣にいる茉奈ちゃんがまた激昂し始めた。


「俺は臨時だし」

「ってか臨時って言ってたけど、その前は何やってたの!?プー太郎!?」

「そんなわけないだろ」

「じゃあ言いなさいよ!」

「お前に言う必要無いし」

「やっぱりプー太郎だ!」

「ってか、お前一緒に帰る気じゃないだろうな?」

「帰るに決まってるでしょ!ひよを守れるのは私だけなんだから!」


帰り道もコレなのか。


「じゃあ茉奈ちゃん、私達買い物行くから」

駅に着き、スーパーへ行くために茉奈ちゃんに別れを告げた。

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