計画的恋愛

「当たり前でしょ！だから警察をーーーー」


『ガチャ！』
「ひよりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！」


そんなことを話していると目の前の玄関の扉の音と共に私を呼ぶ声。

そしてその声を出した人物は私に飛びついてきた。

号泣しているお兄ちゃんだった。


「なんだ、お兄ちゃんか……」


ホッとしたけれど、ドッと疲れも襲ってきた。

だってやっと落ち着けると思ったところにお兄ちゃんだもん。


「だと思った」

と、暁君。
暁君は勘付いてたわけね。


「どうしたの？」

「フラれたんだー！！！」

「え」

まさかこの前のキヨちゃん？