計画的恋愛
そんな私を暁君が堂々と動画に撮っていても、未だにお兄ちゃんは何も言わない。
まるで生きる屍のようだ。
「暁君、さっきから何か読んでるの?」
暁君は空港に向かうタクシーの中でもずっとipadを見ていたから。
今も脚の上にiPadが乗っている。
「『ホストの極意』って本を読んでる」
「へぇ~……」
そんなぶっつけ本番状態で大丈夫なんだろうか。
そして大阪に15時前に着くとすぐにタクシーに乗る。
「もうお店に向かうの?」
「あぁ」
「もう営業してるの?」
「17時からオープンでボーイや新人は二時間前には店に居るって」
「へぇー」
ホストクラブなんて行こうなんて思わないから全然わからない世界だな。
まるで生きる屍のようだ。
「暁君、さっきから何か読んでるの?」
暁君は空港に向かうタクシーの中でもずっとipadを見ていたから。
今も脚の上にiPadが乗っている。
「『ホストの極意』って本を読んでる」
「へぇ~……」
そんなぶっつけ本番状態で大丈夫なんだろうか。
そして大阪に15時前に着くとすぐにタクシーに乗る。
「もうお店に向かうの?」
「あぁ」
「もう営業してるの?」
「17時からオープンでボーイや新人は二時間前には店に居るって」
「へぇー」
ホストクラブなんて行こうなんて思わないから全然わからない世界だな。