計画的恋愛
「ひよとデート、久しぶり」

ニコニコの笑顔の暁君。
久しぶりに乙女な暁君を見たな。


「あの人、カッコイイ。高そうなスーツ着てる人」
「本当だ、モデルみたいだね。背高くて、顔小さいし、脚ながー」

周りから聞こえてきた声に私は耳を傾ける。


少し優越感。
暁君って本当にカッコイイ。
しかも今、総額30万とする服を身に纏ってる。

スペックだけは本当に凄い。


「ひよ、お腹空いてない?」

そう言われてみたら、

「空いた」

「あそこのたこ焼き、美味しいんだって。食べようか」

「うん」


二人でたこ焼き屋さんの行列に並ぶ。
暁君は手をずっと離してくれない。

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