計画的恋愛
『暁君と二人になりたいからどっかに行ってくれない?』

『酷いよ、キヨちゃん!』

なんてヒドイ女。
昨日まで貢ぎまくってたお気に入りなんでしょ?


『そういう世界でしょ?さぁ、行った行った』

キヨちゃんは星夜さんに手を払うようにシッシとあしらうと、星夜さんは席を離れた。

この女、凄すぎるな。


『何、飲む?』

『私、お酒弱いの』

キヨちゃんは上目遣いにぶりっ子ボイス。

ブリブリしてんじゃないわよ。
泥酔して寝てしまえ。


『そんなこと言われると酔わせたくなっちゃうな』

『暁君になら酔った姿、見せても良いかな』

『じゃあ見せて?』

< 381 / 582 >

この作品をシェア

pagetop