計画的恋愛
すると暁君の唇が私の唇に近付いてきた。

私は思い切り仰け反って避ける。


「してないっ!」

ここで認めてはいけない。

認めたら押し倒される!


「証拠あるよ」

「え?」

そう言うと暁君は部屋の上隅を指差した。

そこには私に向いているカメラが……


いつの間に!


「あれ、監視カメラ。チラッとさっき確認したら、ひよがモニターに掴みかかって怒り狂う様子が写ってたよ」


私の様子まで盗撮していたの!?

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