計画的恋愛
「きゃっ!」

すると暁君が私の身体を持ち上げて、モニターの前の長机の上に私を押し倒した。


「約束通り、今からたっぷり俺の愛を教えてあげないとね」

ニコニコの笑顔の暁君がまた私に近付いてきた。

私は手で暁君の顔を押さえて抵抗する。


「そんな約束してない!ってか暁君、お酒臭い!酔ってるんだよ!」

「酔ってない」

「ちょっ!?やめ――んっ!?」

止めてと叫ぶ前に唇を塞がれた。


「んんん―――――っ!!!」


こんな監視カメラで取られているところで押し倒されたら溜まったもんじゃない。

キヨちゃんの制裁以上だ。


絶対抵抗しないと!!!

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