計画的恋愛
大きな音が部屋に響いた。

すると斜め横の壁に、先程までは無かった変な亀裂と穴が出来ていた。

まるで弾痕みたいな……


弾痕!?


私は焦って振り返る。

男が手に持っているのはピストル。


「まさか、ホンモノ……?何でも屋じゃないの!?」

「当たり前!」

マイクがツッコんだ。

するとその銃口は私に向けられた。


「「ヒヨリ!」」


二人が私の名前を叫んだが私の耳には届いてこなかった。
< 526 / 582 >

この作品をシェア

pagetop