計画的恋愛
「ちょっと待って二人とも!落ち着いて!」


私が間に入ってそう叫ぶと、二人は息を切らせながらも静かになってくれた。


「一つ訊いていい?クリスティーナは誘拐されたこと、あるの?」

私はクリスティーナに訊ねる。


「……実はそうなの。実は私にボディーガードをつけてたのは、去年誘拐されかけたからなの」

「えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」


そんな重要なこと、もっと早く言ってよ!


「だから僕は気をつけなきゃダメだよってあれだけ言ったんだ……」

「アンタが守ってくれれば良かっただけの話じゃない!」



私の回りにいる天才って、自由奔放すぎて災いしか運んでこない気がする!!
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