計画的恋愛
「喉乾いたわね……」

「うん……」

私も喉が渇いたから飲みたいな……
きっと大丈夫、だよね……。


「マイク、飲んでみて?」

「え!?」

ペットボトルに手を伸ばそうとしたらクリスティーナがマイクに言った。
私は驚いて口から思わず言葉が漏れた。

きっと大丈夫だとは思うけどもさ、毒が入ってる可能性も無きにしもあらずだよ!?


だが驚く私をスルーしてクリスティーナはペットボトルを開けると、マイクの口にズボッと無理矢理入れる。


「ふぐっ!……ゴクゴク……だいじょぶ、デリシャス」

「大丈夫そうね。じゃあ飲みしょう」


何かマイクが可哀相になってきた。
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