計画的恋愛
トイレもついてる。
ベッドもある。
水も貰えた。
でも時間の感覚がわからない。
そのせいで恐怖が増長される。
最初は恐怖を感じないようにか、皆会話が途切れないように話していたが、どんどん会話が減っていった。
「きっと電話で話してから一時間は経ったわよね……」
「「多分……」」
クリスティーナの問い掛けに、私とマイクが答える。
私はクリスティーナの横で体操座り。
クリスティーナはいつの間にかマイクの肩に凭れかかっていた。
こんな状況だとストーカーでも頼りたくなる。
だって私も暁君に抱き締めて欲しいもん……。