計画的恋愛

トイレもついてる。

ベッドもある。

水も貰えた。


でも時間の感覚がわからない。

そのせいで恐怖が増長される。


最初は恐怖を感じないようにか、皆会話が途切れないように話していたが、どんどん会話が減っていった。



「きっと電話で話してから一時間は経ったわよね……」

「「多分……」」

クリスティーナの問い掛けに、私とマイクが答える。


私はクリスティーナの横で体操座り。

クリスティーナはいつの間にかマイクの肩に凭れかかっていた。


こんな状況だとストーカーでも頼りたくなる。

だって私も暁君に抱き締めて欲しいもん……。
< 536 / 582 >

この作品をシェア

pagetop