計画的恋愛
するとまたクリスティーナが声を荒げて何かを早口で叫び始めた。
F○ckやらSh○tやら、私でも分かる汚い言葉がクリスティーナの口から沢山飛んでいる。

とりあえずわかるのは、クリスティーナは何かに怒っている。

すると気付いたらいつの間にか先程まで私達を脅していた黒人三人がやってきていた。

手にはクリスティーナと私の鞄と携帯と財布を持っている。
多分あの携帯と財布はマイクのものだろう。

クリスティーナは自分の鞄を乱暴に奪った。
黒人達は「Sorry」と言って苦笑い。


「自分のモノを持って行くわよ!ヒヨリ!マイク!」

「えっ?えっ?」


私はワケもわからぬまま自分の鞄を受け取ると、クリスティーナに手を掴まれて引っ張られるように監禁された部屋を出る。

どうやらこの監禁されていた場所はどこかのビルかマンションらしい。
クリスティーナは怒った顔のまま見つけたエレベーターのボタンを連打。
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