計画的恋愛
「ディズニーランドのシンデレラ城、予約しに行こう」

「えっ!!!」

私は驚きのあまり大声を出して固まってしまった。


「嫌だった?」

「違う!違うよ!むしろ逆!夢だったの!」

私が興奮気味にそう返すと暁君は満面の笑みで返した。


家に帰り、ママに電話で報告したら物凄く喜んでくれた。

お兄ちゃんは絶対に騒ぎ出すから大学生活が落ち着いてから話すことにした。


大好きな人と結婚した。

そして夢のシンデレラ城での大好きな人との結婚式。


暁君は本当に私の王子様だった。


私は幸せになれる……


はずだった。

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