計画的恋愛
「絶対に暁君には勝てないよ……。会社を作った代表取り締まりだよ?」

「会社が上手く行ってるかはわからないだろ!お兄ちゃんが腕利きの弁護士を探してきてやる!」

「お兄ちゃんとパパを簡単に大阪に行かせたのに?」

「うっ!」

「それに暁君に貯蓄の一部を見せてもらったけど憶越えてた。だから暁君はお兄ちゃんよりも何倍も凄い弁護士さんを連れてこれるよ」

お兄ちゃんは口をパカッと開いて唖然とした。

「じゃあ母さんと父さんに相談して……」

「まず私が暁君を説得してからにしたい」


だって私自身が結婚を決めたんだもん。
親に頼ることじゃない。

それにね、

「私が暁君に離婚しようって言わせるしか道は無いと思う」
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