クールな部長は溺甘旦那様!?
無事に仕事が終わり、今日は私の誕生日ということに気がついてしまったからには、なにかしたい。そんな気分になって会社帰りに買い物をして、家でホールケーキを作ることにした。誰と食べるというわけでもないけれど。
だだっ広い4LDKの部屋でひとり、今流行りのJ-POPを流す。間接照明だけのダイニングキッチンで私はご機嫌に鼻歌を歌いながら、あまり使った形跡のない電子レンジからふんわり焼けたスポンジを取り出した。
「よし! うまく膨らんだ」
私は甘いものが大好きで、店で買うのもいいけれどたまにこうして自分でクッキーやらマフィンやら手軽にできるお菓子を作ったりしていた。久しぶりにケーキを作ってみたけれど、こんがり焼けたスポンジに自己満足してしまう。粗熱をとっている間に、買ってきたシャンパンをあけてグラスに注ぐと「乾杯」とひとり寂しく呟いて口をつける。
だだっ広い4LDKの部屋でひとり、今流行りのJ-POPを流す。間接照明だけのダイニングキッチンで私はご機嫌に鼻歌を歌いながら、あまり使った形跡のない電子レンジからふんわり焼けたスポンジを取り出した。
「よし! うまく膨らんだ」
私は甘いものが大好きで、店で買うのもいいけれどたまにこうして自分でクッキーやらマフィンやら手軽にできるお菓子を作ったりしていた。久しぶりにケーキを作ってみたけれど、こんがり焼けたスポンジに自己満足してしまう。粗熱をとっている間に、買ってきたシャンパンをあけてグラスに注ぐと「乾杯」とひとり寂しく呟いて口をつける。