双姫・嵐王 番外編
「お母さん…。」
『あら…皆、どうしたの??』
「えっと…その……。」
朱羽は言い淀み、
蒼月は持っている封筒を強く握りしめている。
「また例の人から招待状が…。」
『そう…。』
頻繁にパーティーをする事なんてもうどうでもいい。
「お母さん、どぉするの…??」
『出席するわよ。
あなた達も準備しなさい。』
もう、我慢ならない。
打ち明けるのを待ってるほど私は優しくないわよ…??