双姫・嵐王 番外編
朱音『邪魔するなら痛い目に遭うぞ。』
男の首を締める度に骨の軋む音がする。
「邪魔…なんかしねぇよ。その逆だ。」
朱音『…逆??』
抵抗しない姿を見て、力を弱める。
「…ゴホッ!!速すぎて反応出来なかった。」
首を擦りながら体を起こし、
私の動きに感心していた。
「改めて話をしよう。
『双姫』の復讐の手伝いをしたい。」
朱音『必要ない。』
男の提案に即答した。
それを聞いた男は一瞬困惑の表情を見せた。