君の笑顔が見たい
「そうか。じゃぁ、野中、号令やれー」

「分かりました。起立」

波月の号令に合わせて周りが立ち上がる。

周りに合わせて、自分も立ち上がる。

「礼」

「おはようございます。お願いします」

わー……なんか、速い。

「はざーす。しゃーす」みたいに聞こえる。

「着席」

とりあえず、席に座る。


後ろをチラっと見ると、妹と目が合った。

どうやら妹も合わせることができたようだ。
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